『センチメンタル・キス/汐れいら』Acoustic versionのギター3本をコピーしてみました。
リズムギターがカポ1で、上段のTAB譜。
リードギターとソロがカポ4で、下段のTAB譜になります。
最後にTAB譜をまとめております。
耳コピの上自分なりに弾いているところもありますので、ご参考までにご覧ください。
■目次
0:01 イントロ
0:13 Aメロ1
1:03 Bメロ1
1:16 サビ1
1:44 Aメロ2
2:34 Bメロ2
2:59 サビ2
3:24 間奏2
3:49 Cメロ
4:20 サビ3(落ちサビ)
4:45 サビ4(大サビ)
5:16 Outro
5:23 TAB譜のまとめ
■本家様動画
■感想など
テンポは原曲と同じ77bpmに合わせて弾いております。
とても難しかったです!以下解説にかこつけた苦労話を。
いろいろ新しい挑戦の多い曲だったので、長いです!
リズムギターはカポ1のFという易しくないキーになっています。
実はリズムギターが一番難しいのではこの曲?と思うほどです。
1番のAメロ・Bメロがいきなり難所です。
動画ではピックと指を組み合わせたアルペジオで弾いております。
音色から察するに、原曲も多分この奏法で弾いているような気がします。
指では出ないアタック感というか、ジャランと弾いた時の音色などからそれが伺えます。
結構苦手な奏法で、苦戦しました。
ピックアルペジオが苦手な場合は指で弾くのもありかと思います。
その場合サビ以降でピックを取るか、指で弾き通すかの選択がやってきます。
ピックを取る場合、アルペジオ中右手にピックを持っておくテクニックが求められます。
もしくは切り替え時のB♭の最後の1拍を弾かずにその間にピックを取る、などでしょうか。
1番のサビ以降はジャッキジャキのストロークが気持ちいいパートになります。
指でこうまでジャキジャキ感を出すのは難易度が高いので、やはりピックが第一の選択肢になってきます。
バレーコードが多くて握力がすぐ逝ってしまわれます。
また変則形のDm7, Cm7がやっかいです。他であまり出てこない形。
あとはブリッジミュートが要所となろうかと思います。
難しいコードが多いのにコードチェンジがとても綺麗で音の途切れがなく、無駄なノイズもなく、リズムも強弱も安定していて、お手本のようなストローク。
簡単そうに見えてこれがなかなか真似できません。
一方リードギターはそこまで複雑ではない印象です。
カポ4のDというキーです。
コードを押さえてアルペジオ、の延長のようなリードで、歌を邪魔しない美しいアンサンブルを構成しております。
弾いててとても心地よくなれます。
ちなみに汐れいらさんご本人が弾き語りされる時は、このカポ4のDというキーで弾かれているようです。ご本人動画で確認することができます。
カポ1Fでバッキング弾くのは完全にプロの仕事でしょう。
さてこの曲、イントロ(およびアウトロ)はどっちのギターで弾いているのかという問題がありまして。
フレーズとしてはカポ1でも4でも再現は可能なのですが、カポ1だとぐっと難易度が上がります。
特にイントロは「これ無理じゃね?」と思うレベル。
カポ4なら無理なく弾くことが可能で、こっちで弾いていると考えた方が素直だろうなと思い、本動画ではこちらを採用しております。
それに関連して、1点制作上のミスがありまして。
アウトロをご覧いただくと、映像で押さえてる位置とTAB譜が合っておりません。
映像ではDをバレーで押さえているのですが、実際はそんなことする必要なくて、普通にオープンコードで押さえればいいんです。
そのことに動画撮った後で気づいて、TAB譜を修正しております。
要はTAB譜が正しいのでそちらをご参考ください。
なんでバレーで押さえようなどと考えたのかと言うと、元はカポ1で弾いていると思って耳コピしたTAB譜があって、それに引っ張られて弾いているからなのです。
最後にソロパートについて。
こちら本動画ではカポ4で弾いてみたのですが、カポ1でもカポ無しでもOKです。
開放弦は使わないので、指板上の押さえる位置を絶対参照(伝われ)してもらえば、カポ位置は関係ないというわけです。
動画でカポ4で弾いているのは、ギター2名で実演する際にはリードの方がカポ4のまま弾くことになるだろうなと思ったからでした。
ちなみに、定かではないのですが、原曲ではカポ無しで弾いているんじゃないかなと想像しています。
スライドの起点や終点の音からそんな雰囲気が感じられます。
というわけで、耳コピしてみたらゴリゴリのプロが弾いているであろうことがよくわかった本曲でした。
ソロが上手いのはしょうがない(?)のですが、ストロークでこんなに実力差を見せつけられると少々凹みますw
大変勉強になりました。
原曲のギタリストさんには遠く及ばない演奏で恐縮ですが、この曲を愛する皆さんのご参考になることを願っております。
■機材紹介
ギター:Martin 000–18
宅録歴4年。
もっと良い音で録りたくてマイペースに勉強中。