日付 : 20241104
guitar:washburn Laredo
effector : –
amp : YAMAHA THR10-Ⅱ
※1 ギターはpanを左に振ってます
※2 イヤフォン/ヘッドフォンをお勧め致します
マジでいい曲なんですよ、この曲
このインタビュー記事、見入ってしまいました。
https://note.com/shtn_rec/n/n27820dc49900
人生において、生きるために必要ではないことを続けること、続けられることって素敵だなと思うのですが、意外と素敵じゃない人が世の中には多い気もします。
(こんなこと言ったら失礼ですが&私の周りがそうなだけかもしれませんが)
その豊かさは、きっと与えられるものではなく、自分の中から出てくるものなのだとずっと思っていますが、じゃあどうやって出すのよ、というのは人生の諸先輩方がいろんな体験や想いを記録に残してくれることで想像することができます。
もちろんこの記事に書かれていることが全部の正解ではないのですが、思想として私の目指すソレに近い、という直感的な感想です。
やりたいことはやれるうちにやる、という思考にて日々を生きていますが、何かをアウトプットする、その時には適切な来たる時、というものがあるのかな、と。
その来たる時も待ってるだけじゃこなくて、考え方やそれぞれの生き方があってのもの。バンドは一人ではできないので、複数の人間が試行錯誤してソレができているというのが妙。
面白い。人間賛歌。いまの私にはない面白さ。
昔、芸人の古坂大魔王さんが何かのドキュメンタリーで、なぜ売れたか、を振り返って語っている番組が凄く記憶に残っているのですが、
「売れたのは運、だけど売れるために毎日適当にやってきたんじゃない、例えば穴があってそこに石を投げるとして、毎日ちゃんと穴の方向に向かって考えて石を投げ続けたら、たまたま穴に入った」的なことを言っていました。
彼は芸能の世界で生きているので、仕事でありますが、時間に限りがある中で、やらなくても死なないこと、今回で言えばバンド・音楽をやり続けるために、各人が考えて悩んで(、時には考えなくて)、いろいろあって形になっているのが素晴らしいと思った次第です。
以下、いいな、と思う記事内容をそのままに。
少しでも面白いと思ったらリンク先全部読んでください。
藤本
いやいや、MIRRORが好きだと公言している同じインストポストロックバンドも聞いたりするけど、確かにギターは同じようなリフがあったりとかするんだけど、圧倒的にリズム体が違うよなと思って。
→ コレ、マジでソレ
木元
俺が思ったのは、例えばラーメンをみんなで食ってて、そこそこ俺うめえなと思って食ってるので「うまいじゃん」って言ってんだけど、なんか横で首傾げて「いや、俺もう少し、なんか…いや、ちげんだよ、何か足りねえな」みたいな、「奥行きがさ」とか、「立体感がさ」みたいなのが、たかがラーメンされどラーメンだけど、ラーメンにそこまで首かしげながら食ってるヤツとか見ると「こいつ何に幸せ感じんだろうな」って思っちゃうわけですよ。だからそう言うのってバンドの曲で言うと、この1杯にかける情熱みたいなのが重すぎるとなかなかみんなが満足行くラーメンが出来ないじゃないですか。だから最低限「まぁまぁ旨いよね」って思えるようなものをまず作ることが大事で、多分曲で言うと例えばその曲をスタジオででもライブででも、3~5回合わせりゃ多分もうMIRRORの曲になっちゃうんです。誰がなんと言おうと、良い悪いじゃなくて、でも俺ら一応納得してないものは人前で演奏はしないし良しとはしないって言う、ある程度のハードルがある中で、 一応ここまで出来て「じゃあとりあえずこれライブでやろうよ」って言う時には一応それなりにある程度は満足してるというか、 納得してる状態のものだと思ってやってるつもり。だからどんな状態であれとりあえず「やっちゃおうぜ」みたいな「食わしちゃおうぜ」みたいな感じのアレかなってのは、なんか思いながらやってました。
→ 続ける秘訣だなと思いました、例えもわかりやすい
意外とみんな、究極の一杯求めがち、かつ人に食わせる気ない
森
曲を作るとか作品を作るって事においては、ちょっと若い頃はクリエイティビティとか創造性だ、みたいに思ったんですけど、違ったなと。そうじゃなくて、制約だと。実はイメージとかクリエイティビティがこう落ちてくるのって、制約があったから曲になってるって当たり前の事なんですけど、若い頃の制約ってのは出来る事が少なかったっていう制約だと思うんですよ。で、年取って来ると出来る事は多くなるんだけど、時間が無いっていう制約があって、その制約に落とし込まれても結局曲が出来上がったって言うような、 なんて言うかこう、空気中の気体がこう冷やされてバッと固体になったりとか水になったりする感じと同じで、結局どこに制約を持たせられるかってのが、どういう作品になるかって事になるんだなと思って。それで最近はレコーディングやる時とかも「1時間2,000円ですから」って必ず言うんですけど、それはその時間とお金の制約をつけさせる、相手につけさせるって言う意味合いがあるんですけど、そうやって冷めさせるってか、相手をある意味ホットなところを冷めさせて、凝固させて作品に落とし込ませるみたいな制約が逆に作品を生むのかなって思い、ちょっとこれは自分の意見ですよ、だから作る時は当然そのクリエイター側はホットだし、イメージをワって広げたいってのはあるんですけど、それを受け皿の側はどちらかと言うとそれをこう凝固させないといけないので、 ある意味制約を枠を誰かが作ったりとか、制約を設けてあげないと冷やしてあげないといけないとなんかそういう役割をして初めて作品が出来るのかなって。で、それが若い時は知らないうちに単純に出来る事が少ないっていう制約があった事に気づかなかっただけなのかもってのがちょっとありますね。
→ 大人な思考、これまでの私は究極に過密なスケジュールかつ睡眠を削ってでもどう制約を引き延ばすかしか考えていなかった。最近宋世羅という人に言われた、
”いまがの自分が自分、いつか来るやるときのための準備・筋トレはいらない、そのときが来たときにどれだけできるかだから”に通ずるものを感じる
藤本
ここらへん界隈だと、本当にMIRRORとakutagawaの立ち位置はすごい面白いなって。
木元
あれで定期的にスタジオ入ってるっていうのはヤバイ。
磯貝
毎週入ってるからね。
木元
って言ってるのがakutagawaのヤバイところって言う笑
→ akutagawaの皆さん、新譜を心よりお待ちしております
木元
いや、俺ね、磯貝くんの言ってた事に結局紐づくんだけど、今藤本さんの質問に対して俺がバンドをやり続けてこれから続けて行く為に必要な要素って何かなっていうのは結構ずっとあって、要は「嬉しい勘違いをし続ける事」で、勘違いしてるのって結構大事じゃないですか。傍から見れば「あいつ浮かれてんな」みたいな。でも結構それによって自分がポジティブになれたりするってあるじゃない。若い頃とか高校生ぐらいの時で言うと、なんか何組の後輩の1個下のなんとかちゃんが「なんかお前のこと良いって言ってるらしいぞ」みたいな。
→ 続ける秘訣その2、私はこのYoutubeでよく勘違いしていますが、それがギターを弾く原動力にもなっています
藤本
『MIRRORがやっているようなアプローチも今や標準化され珍しいものではなく、時代を追い越してさらに先へ行ってしまった。 ここに完成された作品は、音源と合わせてファンジンに込められたテキスト&歴史を総括するファミリーツリー全部含めてのトータルな表現になっていて、それ自体がこの時代において失われたもの=人間を人間たらしめる「無駄」の素晴らしき蓄積。おそらくもう若者には通じない。それでもそんなことは関係ない。2000年代を本気で続けている中年だけが出せる味、食い上がれ』 って掲載があったのですよね。でも本当これスゲェ言いえて妙だなって超納得してしまって。木元さんもこれにはXでも反応してましたけども。逆にこれ今聞いてみて、皆さんどう感じますか?
磯貝
俺も「食いやがれ」が良かったよね。食わず嫌いしてんじゃねえよって、食って判断しろみたいな。食わねえとわからない事いっぱいあるからねっていう。
→ 若い人たち、いま食ってるの全部味似てない?出されたものだけ食べてない?世の中にはまだ見ぬ美味しいものはたくさんあるし、それは舌だけで感じる美味しさだけではない。最初にビールを飲んだときを思い出すような体験がそこに。