(洋楽雑談魂)ジャコ・パストリアス ベースの革命児(ジャズ・ベーシスト) JAZZ BASSIST Jaco Pastorius

(洋楽雑談魂)ジャコ・パストリアス ベースの革命児(ジャズ・ベーシスト) JAZZ BASSIST Jaco Pastorius

(洋楽雑談魂)ジャコ・パストリアス エレクトリックベースの革命児(ジャズ・ベーシスト) JAZZ BASSIST Jaco Pastorius

ジャコ・パストリアスはジャズベーシストなんだけど、
ポピュラー音楽史におけるベーシストとしては最重要人物なんですよ。

ロックリスナーだとあまり知られていないかもしれないけど、
簡単に言うとベース界のジミヘンみたいな感じかもしれないっすね。

エレクトリックベーシストなんだけど、ウッドベースみたいに、
フレットがないフレットレスベースの使い手なんですよね

幼少期は聖歌隊で音楽に親しみ、父親がドラマーで、元々はドラムをやったんだけど、
アメフトをやってる時に手を怪我してベースに転向してるんですよ。

ちなみに本名はジョン・フランシス・パストリアス3せいというらしいけど、
ジョッコ・コンランというメジャーリーグ野球のハッスル系の審判が由来で、
呼ばれるようになって、以来、ジャコと名乗るようになったそうです。

高校卒業して、バンド活動を始めて、
RアンドBや、ソウル系のバンドに参加したり、
ジャズのバンドに参加したりと腕をあげていったそうです。

で、バークリーで先生をやっていたギタリストのパットメセニーのデビューアルバムに参加します。

それで、同じ時期に、ブラッドスウェット・アンド・ティアーズっていうブラスロックバンドのドラマーの
ボビー・コロンビーとジャコは出会うわけです。

コロンビーがナンパした女性がジャコの奥さんで、旦那がベースやってて、凄いから観に来てよと言われて、
観に行ったら、無茶苦茶凄くて、エピックのオーディションを受ける手はずを整えてくれて、
オーディションもエピックの人らが、演奏が凄すぎて、どぎも抜かれて、レコード契約が結ばれたそうです。

ちなみにボビー・コロンビーはMBA取得者のインテリで、後にコロムビア・レコードの副社長になってます。

それで同じくらいの時に、ウェザー・リポートっていうジャズバンドがあって、
メンバーのジョーザヴィヌルにジャコは近づいて、かなり強引に自分は凄いベーシストだから、
バンドに入れてくれと、アプローチして、ちょうど元々いたベーシストが脱退する感じだったので、
そこに加入して、以来、ウェザー・リポートのメンバーとして活動して行きます。

ちなみにウェザーリポートにはウェイン・ショーターっていう凄いサックス奏者がいました。

ジャコの加入でバンドは人気をさらに得ていきます。

ソロデビュー作の『ジャコ・パストリアスの肖像』っていうアルバムが76年にリリースされるわけですけど、
マイルスデイヴィスのカバーとか、ソウル歌手のサムアンドデイブが参加したり、ハービーハンコックが参加したり、
後にプロデューサーとして活躍するナラダ・マイケルウォルデンが参加したり、
サックス奏者のデイヴィッド・サンボーンが参加したりと、
ジャンルを超えたクロスオーバーな作品なわけです。

このアルバムはエレクトリックベースの可能性を示した名盤で、
ジャズだけじゃなく、ロックのベーシストたちにも多大なる影響を与え続けています。

ウェザーリポートでも、『ヘヴィ・ウェザー』や
ライブアルバムのエイティーサーティーとか良い作品がリリースされていくわけよ。

他にもジョン・マクラフリンとトリオ・オブ・ドゥームとか組んだりとかするわけよ。
ちなみにジョン・マクラフリン自体もかなり凄いギタリストです。

で、ジョニ・ミッチェルっていうカナダの女性シンガーソングライターがいるんだけど、
女性シンガーソングライターの頂点みたいな人で、
その人の70年代後半のアルバムのほとんどに参加してて、
ジャコの知名度もワールドワイドになっていくんですよ。

1982年にウェザーリポートを脱退して、ビッグバンドで活動したりとかするんだけど、
ドラッグやアルコールで健康状態が悪化して、鬱になったり、奇行を行うようになって、
精神病院に入ったりで、ボロボロになって、業界から干され始めて、遂にホームレスになってしまうという

1987年にはサンタナのライブに無許可で飛び入りしようとて、警備員につまみ出されたりとか無茶苦茶になってしまうのよ。
で、その翌日に音楽クラブに泥酔して、入ろうとしてガードマンと格闘になって、頭を打って、植物状態となって、
1987年9月21日に人工呼吸器が外されて永眠。

まだ、35歳でした。

偉大なベーシストとか好きなベーシストを選出する際、
ジャコは必ず出てくるベーシストですね。

ベースって脇役イメージが強いけど、
ベースって主役になれるやと思い知らされるベーシストでしたね。

見た目もオルタナティヴロックのアーティストみたいなファッションや髪型で、
ジャズの入り口としてジャコを聴いてみるのもいいかもですね。

ハーモニクスを積極的に取り入れたり、
ハードロックのギタリストみたいに、
ベースソロを弾いたりとかっこ良かったですね。

ちなみにローリングストーン誌の史上最高のベーシスト50選で8位に選ばれてます。

ジャコ・パストリアス、是非、聞いてみてください。

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ジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)

1951年12月1日~1987年9月21日(35歳没)
アメリカのベーシストであり、ジャズ・フュージョンの分野で特に知られている。

エレクトリックベースをアコースティック楽器のように扱い、
フレイミング技法やハーモニクスの導入など、ベースの演奏スタイルに革新をもたらした。

ウェザー・リポート(Weather Report)というバンドで活躍した事でも知られている。

VOICEVOX
玄野武宏(ノーマル)使用

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